図書室より📖
★本の紹介★『NO.6』あさのあつこ
今回も、読み物(シリーズもの)を紹介します(^^)/
前回紹介した十二国記は中華風ファンタジーでしたが、今回はSFファンタジー小説。
文章もシンプルでわかりやすいので、思っていたよりもすんなりと物語に引き込まれます!
あさのあつこさんといえば「バッテリー」というイメージですが、
NO.6もとても面白いので、ぜひ読んでみてください(^^)
『NO.6』あさのあつこ
~あらすじ~
地球が壊滅し住環境が極端に狭まり、世界が6つの都市だけになってしまった近未来。完全な階級社会が確立され、衣食住全てにおいて完璧に管理された人類の理想の都市「NO.6」。そのNo.6のエリート居住区に住む紫苑は12歳の誕生日の夜、特別警戒地域から逃走した少年・自称ネズミと出会う。その瞬間、紫苑の人生はリセットされた―。
何が正しくて、何が間違っているのか。なにが真実で、なにが嘘なのか。
生きるとはどういうことか、幸せとはなにか、自由とは何か。
No.6を中心に繰り広げられる、壮絶な近未来サバイバル。
★本の紹介★『十二国記』小野不由美
雑誌のブック・ランキング企画
「BOOK OF THE YEAR2020」あなたの今年いちばん良かった本は?
の投票結果がでました。
小説ランキング部門で
十二国記『白銀の墟 玄の月』全4巻(小野不由美/新潮社)が1位になりました!
『十二国記』は小野不由美の中国風異世界を舞台にしたファンタジー小説シリーズで、
『月の影影の海』から物語がはじまります。
『月の影影の海 上・下』
~あらすじ~
「お捜し申し上げました」
女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨う陽子は、出会う者に裏切られ、異形の獣には襲われる。なぜ異邦へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。
壮大な世界観と強いメッセージ性、長編だけどスピード感のある展開で飽きません(*^^*)十二国記の世界観を試してみて下さい!
★新着本★『木をかこう』(うらがわ文庫)
うらがわ文庫に新しい本が入りました!
『木をかこう』
ブルーノ・ムナーリ 作/須賀敦子 訳
イタリアが生んだ世界的デザイナー・ムナーリによる木の描き方の本。
いくつかの原則を基にユーモアをまじえて展開。
新しいものの見方に気づかせてくれる―。
細さ、太さ、長さ、かわりものの枝があったり
いろんなかたちにそだつ木、ぜんぜんちがうようにみえても、よくみると・・・規則は同じ。
木を書くためのかんたんな規則をおぼえれば、だれにでも木がかける!?
この本を読んで、ぜひ描いてみて下さい(^^)ノ
冬☆季節の風物詩☆
学芸委員会で冬の詩をかきました!
中央階段を上がったところに掲示板があります。
是非、ご覧ください(*' '*)
★新着本★『ウエスト・ウイング 』 エドワード ゴーリー(うらがわ文庫)
うらがわ文庫に新着本が入りました!
文字がない絵本
『ウエスト・ウイング 』 エドワード ゴーリー
たたずむ女性
靴だけの部屋
意味ありげな絵画、壺
倒れている男
鏡の中の人影
水が半分まで溜まった部屋
からっぽの部屋・・・・・・・・・怖いです
見る人の想像力にゆだねられてしまう本
ぜひ・・・読んでみてください
★本の紹介★『図書館戦争』有川浩
前回紹介した、『レインツリーの国』が物語の中に出てくる本があります。
それが、同じ作者の図書館戦争シリーズです。
『図書館戦争』有川浩 ~1巻のあらすじ~
幼いころに助けてもらった図書隊の「王子様」を追いかけて、
図書館の戦闘職種についた笠原郁。しかしそこで待っていたのは、
王子様どころか、チビの鬼教官"堂上"でした。
郁は運動神経がよく、体つきも170センチと高身長。
その身体能力を見込まれ、なんと女性として史上初の戦闘職種のエリート、図書特殊部隊に配属されることになってしまいました。
そこには堂上もいて……!?
「図書館戦争」シリーズとは?
メディア良化法の成立により、出版物の検閲が合法となった近未来の日本が舞台。
メディア良化隊員により規制の対象となる本が押収されていくなか、
図書館だけは図書館法「図書館の自由」という宣言により、
本を守るため、図書館も独自の軍事力を組織。それが主人公が所属する「図書隊」です。
少し難しい設定ですが、戦闘描写もわかりやすく
少女漫画並みにべた甘なので、ラブコメが好きな人にもぜひ読んでほしいシリーズです(*^▽^*)
★本の紹介★『レインツリーの国』有川浩
有川浩さんの本で、健聴者と聴覚障害者の恋愛物語の本を紹介します。
会ったこともないキミに恋をした。
『レインツリーの国』
有川浩
~あらすじ~
きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。
共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。
僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。
だが、彼女はどうしても会えないと言う。
かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、
ある理由があった――。
目次
1 直接会うのが駄目やったら、せめて電話だけでもどうかな。
2 「……重量オーバーだったんですね」
3 傷つけた埋め合わせに自信持たせてやろうなんて本当に親切で優しくてありがとう。
4 「ごめんな、君が泣いてくれて気持ちええわ」
5 歓喜の国
読みやすいので、読書が苦手な人にもオススメです。
自分とは違う生き方をしていたり、自分にとっての常識が他の人にとっての常識でなかったり…
本当の意味で他人を理解することは無理だけど
登場人物の ちゃんと喧嘩しよう、言いたいこと言い合おう、
理解し合おうという姿勢は大事だと気付かされる本です
★新着本★『すきって いわなきゃ だめ?』 辻村深月 作・今日マチ子 絵
うらがわ文庫に新着本が入りました!
今回は恋の絵本📖
『すきって いわなきゃ だめ?』
辻村深月・作/今日マチ子・絵
「すきなひといないの?」とみっちゃんにきかれた。
わかんないっていったけど、ほんとうはこうくんがすき。
辻村深月と今日マチ子が描く、みずみずしい「好き」の風景。
~辻村深月さんが作品に込めた想い~
子どもの頃、「好きな人、誰?」という話題が苦手でした。
気になる子はいるけど、「好き」って言った瞬間に、その子をいいと思う気持ちが自分の中から逃げていってしまうようで。
だけど、「好きな人」の話題で盛り上がる周りの子たちが楽しそうで、そこに混ざりたい気持ちもすごくあって。言わなくても、「好き」って思っちゃダメなの?というその時の気持ちが、この絵本を書くきっかけになりました。今まさにそのただなかにいる子にも、この思いに覚えがある大人にも。みんなに読んでもらえたら、とてもうれしいです。(HPより)
最後の1ページに えっ!?という驚きがあり、もう1度読み返したくなります。色々な好きの形や気持ちがあることを考えさせられる絵本です(´-ω-`)
★本の紹介★『青くて痛くて脆い』住野よる
“住野よる”さんの小説を映画化した青春サスペンス『青くて痛くて脆い』が上映されています(‘ω’)
『青くて痛くて脆い』住野よる
~あらすじ~
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春
僕は秋好寿乃(あきよしひさの)に出会った。
空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて
けれど誰よりもまっすぐだった彼女。
秋好の理想と情熱に感化され
僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した…。
青いし痛いし脆い、タイトル通りの本。君の膵臓のように甘くて切ない恋物語と違い、
謎を紐解いていくようなミステリアスなストーリー展開さに面白さがあると思います。
登場人物に感情移入しにくいところがあるので、好き嫌いはあるかもしれません…💦
住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』『また同じ夢を見ていた』など他の作品も
あわせてぜひ読んでみてください(^^)♪
★本の紹介★『モモ』ミヒャエル・エンデ
図書だよりNO.6のまちがいさがし、5つ見つけられたでしょうか?
今回はとても簡単だったと思います😁
まちがいさがしに載っていた本が「モモ」という
30カ国以上で翻訳され、今も世界中で愛され続けている作品です。
小学校にも必ずある本なので、読んだことがある人がいるかも!?
『モモ』ミヒャエル・エンデ
~あらすじ~
町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。人の話を聴くことがとても上手なモモは、街のみんなのことが大好きでした。町の人たちもモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。
ただの物語としてももちろん面白いですが、
この本には「時間」「いのち」「死」が、なにか?というメッセージが込められています
一度読んだことがある人も、今度は考えながら読んでいくのもありかも😏??