図書室より📖
★うらがわ文庫★掲示板紹介
コモンホールではいろいろな本を紹介するうらがわ文庫があります。
2月には『希望の牧場』という絵本を紹介しました。
東日本大震災のあと発生した原発事故によって「立ち入り禁止区域」になった牧場・・・取り残された牛たちを、守りつづけようと決めた牛飼いのすがたを描いた絵本です。
福島県浪江町や牧場の様子など、実際の写真を掲示しました。命の扱い方、原発について考えるきっかけになってほしいです。
絵本とあわせて是非ご覧くださいm(_ _)m
★新着本★『おなじそらのしたで』『希望の牧場』(うらがわ文庫)
うらがわ文庫に新しい本が入りました!
だれかが、今日もこの空を見あげている。驚くほど美しい。
『おなじそらのしたで』
ブリッタ・テッケントラップ/作・絵
木坂涼/訳
場所は違えど、動物たちも私たちも同じ世界に生きているー
美しい切り絵と詩的な表現のメッセージが直接心に響く一冊
「オレ、牛飼いだからさ」
『希望の牧場』
森絵都/作 吉田尚令/絵
東日本大震災のあと発生した原発事故によって
「立ち入り禁止区域」になった牧場があります。
だれもいなくなった町の牧場にとどまり、
そこに取り残された牛たちを、何が何でも守りつづけようと決めた、
牛飼いのすがたを描き出す絵本。
2冊とも言葉の一つ一つが心に響く絵本です。ぜひ読んでみてください(^^*)
★本の紹介★『うたうとは小さないのちひろいあげ』
『うたうとは小さないのちひろいあげ』
村上しいこ
~あらすじ~
桃子は高校1年生。中学時代に親友だった綾美も同じ高校に入学したが、まもなく不登校になった。それは中学時代に体験した壮絶ないじめが尾を引いているからだったらしい。
一方、人数不足の「うた部」(短歌)に思いがけなく入部することになった桃子は綾美に対して、中学時代に起きたある事件の負い目から、高校で友達は作らないという宣言までしてしまう。
本当にこのままで良いのか悩み続ける桃子に、ある同級生が声をかけてくる。そしてある日の放課後、うた部で短歌甲子園に出場しようという話が持ち上がって…
主人公と引きこもりになった親友の2人だけの世界が、
部活の仲間や短歌の影響をうけて変わっていく様子が印象的です。
等身大の高校生の話、中高生にオススメです♪
★新着本★『思い出した訪問』 エドワード・ゴーリー (うらがわ文庫)
うらがわ文庫に新しい本がはいりました!
11月の新刊で紹介した
文字がない絵本『ウエスト・ウイング 』と同じ作者の絵本
『思い出した訪問』
エドワード・ゴーリー 著 柴田 元幸 訳
~あらすじ~
一度だけ会った奇妙な老人との約束。
それを思い出した女の子が、まさにそうしようとしたことで
老人の死を知る―。
約束を果たせなかった切ない物語。
短い文と繊細な白黒の絵 ゴーリー独特の死への表現がいたるところにあり
とにかく不穏な気持ちにさせられる絵本です;;
★本の紹介★『羊と鋼の森』宮下 奈都
『羊と鋼の森』宮下 奈都
「好きかどうかもわからない。
生まれて初めて、今日、ピアノというものを意識したばかりだ」
ピアノに触れたことも、弾いたこともなく、クラシック音楽もほとんど聴いたことがなかった高校2年の2学期。 体育館にあるピアノを調律師が音を調整しているところを見つけ、あまりにも美しい音色に感激した。 この出会いをきっかけに主人公の外村は進む道を見つける―。 ひたむきな努力を重ねながら、まわりの先輩達やいろいろなお客様達と触れ合い、成長していく物語。
主人公が葛藤しながらも、諦めず自分なりの答えを探り成長していく姿が印象的。
将来の夢について悩んでいる人に読んでもらいたい本です(*^^*)