三中の四季
地域の皆様からの善意をこのように活用しています。
毎年、生徒の学校生活をより良いものにするため、東郷・高崎地区の皆様から「教育振興会費」のご支援をいただいております。
昨年度は、全国・東北大会等で活用させていただき、生徒の大活躍につながりました。また、全校生徒の地区総体参加に係る諸経費にも活用させていただきました。
今年度は感染症の影響で体育大会が「中止」となっていることから、それらに係る経費が昨年度のように必要ではありません。両地区の区長協議会会長様にお諮りし、喫緊の課題である感染症対策のための用具補充や購入にあて、生徒の「いのち」を守り、健康を保持できるよう活用していくことにしました。
そこで、飛沫防止のためのパーテーションを購入し、安心して学習できるようにしました。折りたためて、持ち運びができるため、理科室やコンピュータ室など対面式の机にも有効利用できます。おかげさまで全校生徒83人分購入でき、各自が責任をもって管理するスタイルにしました。「地域の宝たち」は、皆様の思いをしっかりと受け止め、必ずこの難局を乗り越えます。本当にありがとうございます。
「わが手」と向き合って
1年生美術「クロッキー」の作品展示より
普段あまり意識していない「わが手」と向き合いました。
思い思いに動きをつくり、その形状と明暗を表現しました。
たった一本の鉛筆を使って描く濃淡。力の加減や線の向き。
集中と工夫が織りなす複雑かつ繊細なタッチ。どれも見事な作品です。
「幸せをつかむためのこの手」そんな力強さを感じた三中アートギャラリーです。
「緑の羽根募金」贈呈式
5月下旬に募った三中生の善意を東根市農林課に贈呈しました。
生徒会代表の3年:岡田陽詩さん、小野瑠奈さんがメッセージを添えて、担当の方に手渡している様子です。
声を掛け合って集まった善意は、総額8,101円になりました。
この募金は、ふるさとの森林整備、環境教育、災害復興支援、国際協力など、県を越えて利活用されるほか、三中の緑化活動にも還元されます。校庭を彩るプランターの花々は、この募金活動があってのもの。三中生一人一人の思いが込められているからこそ、美しく咲いているのですね。
保護者の皆様からもご理解をいただきました。その温かい思いに支えられています。ご協力ありがとうございました。
「3年生の思い」をつなぐ部活動
1年生が正式入部。新しい仲間との活動が輝きを増しています。
3年生はそれぞれの判断で、「活動の区切り」をつけることにしています。本来、地区総体が行われるはずだった日までと決めた生徒。期末テスト前の7月10日までと決めた生徒などがいます。
練習の集大成を発揮する場が奪われた中でも、自分が決めた区切りの日まで、「これまでの活動が無駄ではなかったこと」「これまでの活動によって成長できたこと」を実感しようとしています。
そして、悔しい思いを抱きながらも、最上級生としてあるべき姿を後輩たちに示す「誇り高き学年」となることを誓い合っているのです。すばらしい最上級生。「かっこいい3年生たち」です。
活動の一コマを切り取ってみました。
1年生も仲間入り!
部活動が再開され、今日から1年生の体験活動がスタートしました。
3年生の先輩たちが中心となって、やさしく丁寧に教えています。
これぞ中学生。先輩と後輩のつながりが強くなっていく見事な時間です。
あちらこちらで笑顔とエネルギーが交差しています。
活動の様子を切り取ってみました。
学び舎に全校生が集いました。
久しぶりに、全校一斉の登校日です。
感染症予防対策をし、「新しい生活様式」でのスタートです。
学校生活の各時間帯のルールを確かめた一日となりました。
給食も始まりました。手洗いや配膳など、距離を保ち、注意をはらいました。
明日からは各教科の授業が再スタート。
「考えて・備えて・動く」三中生。
「自分と仲間とふるさと」を大事にした行動を続けていきます。
はつらつ1年生!中学校の学び
1年生が午前と午後にわかれて、元気に分散登校。
入学後初めての社会・理科・英語の学習です。
みんな興味津々。前向きな学習ぶりに感激しました。
これまで我慢した分だけ、さらに学ぶ意欲が増しているようです。
来週から始まる本格的な授業が、ますます楽しみになってきました。
添 付
「世界に一つだけのマスク」
4月24日の登校日に「世界に一つだけのマスク」を贈りました。
女性の先生方が、一枚一枚、心を込めてつくったものです。
5月4日の山形新聞に、その記事が掲載されました(添付資料のとおり)。
佐藤拓郎くん(3年生)のコメント、とても嬉しくなりました。
有効に使って、「いのち」を守りましょう。
※YBCニュースでも取り上げていただきました。
添 付
「この難局を乗り越え、私たちは幸せをつかみ取る!」令和最初の入学生たち
令和最初の入学式が行われ、30人が三中の門をくぐりました。堂々とした入場と返事に、小学校6年間の確かな学びを感じるとともに、強い志を感じました。
新入生を代表して、片桐叶夢さんが「勉強と部活動を頑張る」「友達を増やす」という力強い決意を発表しました。また、式に参列できない先輩からのメッセージを送るようにしました。感染症予防の観点から、簡略化した式となりましたが、温かい空気が式場を包んでいました。
30名の入学生のみなさん。凛と咲くしこたん草のように「たくましく」「清らかに」「はつらつと」生き抜くのです。そして、夢を幸せをつかみ取っていくのです。
保護者の皆様、私たち教職員は高い志と深い愛情をもって、「30人のかっこいい勇者たち」を応援し続けます。
9年目の日に 「日常への感謝」を
決して忘れられない、忘れてはいけない日。
3年生が幼稚園や保育所を間もなく卒園・退所するころでした。
停電が続き、ろうそくの灯の中で、ようやく食事をとれた夜。便利さに囲まれて過ごしていた自分に気がついた夜。
あれから9年。未だに4万8千もの人が避難所生活を送っています。行方不明になっている方々もたくさんいます。まだまだ大きなつめ痕を残しています。
三中生のみなさん。今日は「いのちのこと、防災のこと、当たり前のありがたさ、日常のありがたさ」などを考える日です。
感染症による不安や悔しさがつのる日々ですが、みなさんを思う家族や仲間がいて、温かいものを食べて・・・。ぜひ、健康で生きていることを噛みしめてほしいと思います。
私たちも14時46分に黙とうをささげます。みなさんもその時間に思いを届けてください。今ある「いのち」を精一杯輝かせることを誓いながら。 校長